Access2016(アクセス)のプログラムが起動できない
2017年09月26日、お客様より携帯に連絡がありました。
Access2016(アクセス)のプログラムが起動できない
とのこと。
しかも複数台あるPCのうち1台だけ。
原因は、Office Update 関連だと予想がつきました。
早速、弊社のPCで再現してみました。
ディスクトップのアイコンをダブルクリックすると
が表示され
マクロの停止以外の対処方法がありません。
Access2016(アクセス)を起動して、フォームを選択して起動しようとすると
が表示されて、プログラムの修正もできません。
ググってみる(Googleで検索してみる)とヒットしました。
ただし、検索時の設定をしてください。
(たくさんヒットするので探せませんから)
[Access2016 Update 起動できない]で検索
ただし、「ツール」で期間指定してください。
私の場合は「一週間以内」と指定しました。
すると、いくつかヒットしましたが、対処法は少なく(当たり前ですよね)
お客様に実行して頂けるような方法を探しました。
Office2016で修復機能を利用すれば直った
という、YouTubeの動画が見つかりました。
弊社のPC(Windows8、Access2016のみ、Offile2016は無し)の環境で実行してみました。
Office2016の修復機能とは
コントロールパネル ⇒ プログラムと機能 と開けていくと
Access2016にマウスカーソルを移動 ⇒ 右クリック ⇒ 「変更」 を選択します。
「クイック修復」は試しましたが、ダメでした。
「オンライン修復」も結果的になダメだったのですが、実行されるとトラブル可能性があるので
実行結果を掲載します。
修復をクリックすると
修復をクリックします。
Accessは一旦削除されて、再度インストールされているという感じでした。
(途中でAccessのアイコンの表示が消えるて復活するので。)
終了後にAccess2016を起動すると
このように、ライセンス認証が必要になります。
Microsoftアカウントとパスワードが必要になるのですが、1年半前にインストールしたので忘れてしまいました。
「プロダクトキーを代わりに入力する」を選択して入力すると
インストール済みなので使えない! と。(当たり前じゃないか!!)
それで、仕方なく Microsoftアカウントとパスワード を探して入力。
結果は、同じエラーでした。
再度ネットで検索してみると、アンインストールしてインストールしてもダメだった
との記事も出ていました。
オンライン修復が同じことをしているようなので、結果は明白ですね。
この方の記事がとても参考になります。
やはり、マイクロソフトのバグでした。
「回避策はありません」という回答には驚きました。
半年くらい前にも、「住所入力支援が使えなくなる」という不具合を出したばかりなのに。
Access2016の復旧方法
Microsoftのサイトにある、以前のバージョンに戻す方法を実行して復旧しました。
以下その手順をご紹介します。
手順を記載してあるサイトは
・上記サイトのリンクをクリックするか
・下記の検索を実行してください
ヒットしたリンクをクリックします。
このサイトにも記載されていますが、「自動更新を無効」にする必要があります。
Office(Access)の自動更新を無効にする
まず、Accessを起動します。
ファイル ⇒ アカウント を選択
Office 更新プログラム をクリック 「更新オプション」
「更新を無効にする」をクリック
この製品は更新されません となっていることをご確認ください。
クイック実行のサイトに戻ります。
このサイトが表示されます。
このサイト内の
「Microsoft Office 2016 クイック実行の更新プログラム」 をクリック
バージョンの一覧が表示されているので、
私の場合は 2017年8月29日 バージョン1707 ビルド 8326.2096 を選択することにしました。
次に、「ファイル名を指定して実行」 ⇒ cmd と入力
(’Windowsのシステムツールのコマンドプロンプトを管理者で実行)
サイトに記載されている
「4.コマンドプロンプトで、次のいずれかのコマンドを実行します。」を参照。
私の場合はWindows8.1 64ビット Access2016(Office2016)なので
を実行します。 実行方法は
このコマンドを選択 ⇒ 右クリック ⇒ コピー
コマンドプロンプトの画面で 右クリック ⇒ 貼り付け ⇒ Enterキー
続けて
を実行するのですが、「xxxx.yyyy」の部分を、上記で調べたバージョン(8326.2096)に変えます。
上記と同様、コピー、貼り付け、Enter です。
すると
指定した更新プログラムが実行されています。
数分で処理は終了します。
終了後は、Access2016を起動して、バージョンや更新の無効をご確認ください。
(Access2016を起動 ⇒ ファイル ⇒ アカウント)
・この製品は更新されません となっていること
・ライセンス認証された・・・の下の、バージョン1707(ビルド8326.2096)になっています。
以上で完了です。
弊社では問題なく起動することを確認しました。
弊社の環境ではこの方法で復旧しましたが、
Accessのプログラムの作り方やPCの環境により動作は異なる可能性があります。
あくまでも自己責任で実行してください。