アクセス(Access)を使った中小規模のオーダーメイドソフト開発

アクセス(Access)を使った中小規模のオーダーメイドソフト開発 合同会社リアルテク

2017.09.27

Access2016(アクセス)のプログラムが起動できない

2017年09月26日、お客様より携帯に連絡がありました。

 

Access2016(アクセス)のプログラムが起動できない

とのこと。

しかも複数台あるPCのうち1台だけ。

原因は、Office Update 関連だと予想がつきました。

 

早速、弊社のPCで再現してみました。

ディスクトップのアイコンをダブルクリックすると

が表示され

マクロの停止以外の対処方法がありません。

 

Access2016(アクセス)を起動して、フォームを選択して起動しようとすると

が表示されて、プログラムの修正もできません。

 

ググってみる(Googleで検索してみる)とヒットしました。

ただし、検索時の設定をしてください。

(たくさんヒットするので探せませんから)

 

[Access2016 Update 起動できない]で検索

ただし、「ツール」で期間指定してください。

私の場合は「一週間以内」と指定しました。

すると、いくつかヒットしましたが、対処法は少なく(当たり前ですよね)

お客様に実行して頂けるような方法を探しました。

 

Office2016で修復機能を利用すれば直った

という、YouTubeの動画が見つかりました。

弊社のPC(Windows8、Access2016のみ、Offile2016は無し)の環境で実行してみました。

 

Office2016の修復機能とは

コントロールパネル ⇒ プログラムと機能 と開けていくと

Access2016にマウスカーソルを移動 ⇒ 右クリック ⇒ 「変更」 を選択します。

 

「クイック修復」は試しましたが、ダメでした。

「オンライン修復」も結果的になダメだったのですが、実行されるとトラブル可能性があるので

実行結果を掲載します。

 

修復をクリックすると

修復をクリックします。

 

Accessは一旦削除されて、再度インストールされているという感じでした。

(途中でAccessのアイコンの表示が消えるて復活するので。)

 

終了後にAccess2016を起動すると

このように、ライセンス認証が必要になります。

Microsoftアカウントとパスワードが必要になるのですが、1年半前にインストールしたので忘れてしまいました。

 

「プロダクトキーを代わりに入力する」を選択して入力すると

インストール済みなので使えない! と。(当たり前じゃないか!!)

 

それで、仕方なく Microsoftアカウントとパスワード を探して入力。

結果は、同じエラーでした。

 

再度ネットで検索してみると、アンインストールしてインストールしてもダメだった

との記事も出ていました。

オンライン修復が同じことをしているようなので、結果は明白ですね。

 

この方の記事がとても参考になります。

やはり、マイクロソフトのバグでした。

「回避策はありません」という回答には驚きました。

半年くらい前にも、「住所入力支援が使えなくなる」という不具合を出したばかりなのに。

 

Access2016の復旧方法

Microsoftのサイトにある、以前のバージョンに戻す方法を実行して復旧しました。

以下その手順をご紹介します。

 

手順を記載してあるサイトは

 ・上記サイトのリンクをクリックするか

 ・下記の検索を実行してください

 

  ヒットしたリンクをクリックします。

 

このサイトにも記載されていますが、「自動更新を無効」にする必要があります。

 

Office(Access)の自動更新を無効にする

まず、Accessを起動します。

 

ファイル ⇒ アカウント を選択

Office 更新プログラム をクリック 「更新オプション」

 

「更新を無効にする」をクリック

 

この製品は更新されません となっていることをご確認ください。

 

クイック実行のサイトに戻ります。

 

このサイトが表示されます。

 

このサイト内の

「Microsoft Office 2016 クイック実行の更新プログラム」 をクリック

 

 

バージョンの一覧が表示されているので、

私の場合は 2017年8月29日 バージョン1707 ビルド 8326.2096  を選択することにしました。

 

次に、「ファイル名を指定して実行」 ⇒ cmd と入力

 (’Windowsのシステムツールのコマンドプロンプトを管理者で実行)

 

サイトに記載されている

「4.コマンドプロンプトで、次のいずれかのコマンドを実行します。」を参照。

 

私の場合はWindows8.1 64ビット Access2016(Office2016)なので

 

 

を実行します。 実行方法は

このコマンドを選択 ⇒ 右クリック ⇒ コピー

コマンドプロンプトの画面で 右クリック ⇒ 貼り付け ⇒ Enterキー

 

 

続けて

 

 

を実行するのですが、「xxxx.yyyy」の部分を、上記で調べたバージョン(8326.2096)に変えます。

 

上記と同様、コピー、貼り付け、Enter です。

 

すると

 

 

指定した更新プログラムが実行されています。

数分で処理は終了します。

 

終了後は、Access2016を起動して、バージョンや更新の無効をご確認ください。

(Access2016を起動 ⇒ ファイル ⇒ アカウント)

 ・この製品は更新されません となっていること

 ・ライセンス認証された・・・の下の、バージョン1707(ビルド8326.2096)になっています。

 

以上で完了です。

弊社では問題なく起動することを確認しました。

 

弊社の環境ではこの方法で復旧しましたが、

Accessのプログラムの作り方やPCの環境により動作は異なる可能性があります。

あくまでも自己責任で実行してください。

 

 

 

 

 

 


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