アクセス(Access)を使った中小規模のオーダーメイドソフト開発

アクセス(Access)を使った中小規模のオーダーメイドソフト開発 合同会社リアルテク

2017.11.05

サーバーが壊れた時の対応方法

クライアントサーバー環境でサーバーが壊れた時

皆さんはどうされますか?

 

一番いいのは直ぐに修理或いはサーバーを新しくすることです。

ですが、小規模事業者にとっては簡単なことではありません。

 1.復旧までに時間がかかる

 2.急に費用が発生する

 3.サーバーは入手できても、OSのバージョンが変わっていて、現状のソフトが使えない

 4.ソフト会社などの営業時間外に壊れたが、自社は営業しているので対応してほしいが・・・

等々。

 

PCはショップへ行けばすぐにでも入手可能ですが、サーバーは納品までにかなりの時間が必要です。

仮に入手できても元の状態に戻すにはOSのインストールから始まって、時間が必要です。

 

そんな時、直ぐに対応できる方法があります。

ネットワーク上のPCの1台にサーバー機能をインストールする方法です。

 

弊社が対応した事例を紹介します。

その会社は深夜3時まで営業していて、午後11時にトラブルの電話がありました。

(保守契約は交わしていますが、原則として18時まで。)

 

トラブル内容は、弊社の作成したオーダーメイドソフトを起動しようとすると

「サーバーに接続できません」というメッセージが出て使えない と。

車で40分のところにある事業所なので、夜中の12時に到着。

 

サーバーは機能していましたが、LANボードが機能していないことが判明しました。

サーバーにはLANの口が複数個ありますが、変えてもダメだったので、復旧は不可能と判断しました。

サーバーは導入から7年以上が経過していて、保守契約もできていない状態でした。

ですが、営業中のため直ぐにでも復旧が必要でした。

 

そこで、4台のPCの内の1台に

 1.SQLServerExpressエディションをダウンロードしてインストール

   (サーバーにインストールしていたものと同じバージョンのソフト)

 2.サーバーのデータをバックアップ

   上記のPCにデータを復元 (サーバーが壊れていなかったのが幸いでした)

 3.プログラムを修正(データベースへの接続情報を変更)

 4.ウィルスソフトの接続許可を設定

   データベースへ接続できない場合はウィルスソフトのファイアウォールの設定をご確認ください

 5.動作確認して終了

 

小規模事業所ではサーバーはデータベースをインストールしたファイルサーバーのみに使っているケースが多いと思います。

しかも5年超でも使える限りは使う というケースがほとんどです。

そのような場合の対応方法の1つとして紹介させて頂きました。

 

サーバーの保守契約が切れても使い続ける場合の注意点は

 ・データのバックアップはこまめに取っておくこと

 ・急に壊れた時、営業中の処理をどうするか

 ・時間外の対応はしてもらえるか

 ・復旧にどれくらい時間がかかるか

など、ソフト保守会社と綿密にお打合せしておくことをお勧めします。

 


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